どうして「ちいさな家」に惹かれるのか」

ちいさな家と間取り

今日も『ちいさな暮らし研究所』に立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
小さな発見や、やさしい時間をお届けできたらうれしいです。

わたしの間取り好きの原点

小さな家って、なんだか愛おしい。
そう思うようになったのは、いつからだったか、もうはっきりとは思い出せません。

幼い頃、絵本に出てきた、こびとの家。
図書館で開いた建築雑誌の間取りページ。
はじめて手に入れた「住宅設計」の特集号。

小さくて、機能的で、それでいてどこか遊び心があって。
そんな「ちいさな空間」に、ずっと心を惹かれてきました。

わたしは、工業高校の建築科で学び、
そのあと工業大学の建築学科に進みました。
でも、建築を職業にする人生は、いつの間にか選ばなくなっていて、
というより、あっさり脱落して、気づけばまったく別の職種で二十数年。
図面より書類、製図板より窓口といった日々を、真面目にこなしてきました。

不思議と、あの頃よりも自由に、楽しく。
好きな家のかたちや、間取りのことを、思い描いている気がします。

私が惹かれるのは、大きくて立派な家ではありません。
9坪ハウスや、タイニーハウス。
動物と一緒に暮らすための工夫が詰まった、小さな部屋。
無理なく、気持ちよく、生きていけるための、
ちょうどいいサイズの住まいです。

このカテゴリでは、そんな「ちいさな家と間取り」にまつわるあれこれを、
少しずつ綴っていこうと思っています。

好きな間取りの妄想スケッチ、
かつて憧れた名作住宅の紹介、
ハムスターや猫・犬と暮らすための小さな仕掛け。

住まいは人生の箱庭のようなものだと思っています。
だからこそ、ちいさくても、その中にはきっと、
たくさんの楽しみと、やさしさと、安心が詰まっているはず。

もしよかったら、これからの投稿も、
ときどきのぞいてみてくださいね。
あなたの暮らしの片すみに、
ちょっとしたヒントや、ときめきが届けられたらうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またふらりと、遊びにきていただけたらうれしいです。

2025.5.3