きつねとぶとう

ほんのじかん

今日も『ちいさな暮らし研究所』に立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
小さな発見や、やさしい時間をお届けできたらうれしいです。

きつねとぶとう イソップねずみのイソップものがたり

タイトル:きつねとぶどう イソップねずみのイソップものがたり
文/絵:しもかわらゆみ
出版社:あかね書房

ぐるんぱの絵本紹介 きつねとぶとう

語り部は、まきひげのおじさんねずみ・イソップ
小さなねずみにせがまれて、今日のお話を語り始めます。

舞台に現れるのは、おいしそうなぶどうと、ぶどうを見上げるきつね。
一生懸命ジャンプしても届かない。
疲れてしまったきつねは、
あんなぶどう、すっぱくてまずいに決まってるさ」と、立ち去ってしまいます。

それを聞いた小さなねずみは、
手に入らないものを悪く言ってあきらめるのは、ちょっとずるい。
でも、ずっと泣いてるよりはいいかもね」とつぶやきます。

それに対して、イソップおじさんは優しくこう答えます。

「その感じ方も、まちがってはいない。
でも……あきらめるの、ちょっと早かったかもしれないね。」

引用元:『きつねとぶどう』しもかわらゆみ 作・絵/あかね書房

登場するキャラクターたちがとても生き生きしていて、
深いテーマもふんわりとやさしく包み込むように描かれた絵本です。

そして最後、イソップと小さなねずみが口にしたぶどうは……
とってもおいしかったようですよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またふらりと、遊びにきていただけたらうれしいです。

2025.8.11