口ひげが世界をすくう?!

ぐるんぱの絵本紹介 口ひげが世界をすくう 児童書

ご覧いただき、ありがとうございます。
ぐるんぱの絵本紹介です。(今回の投稿者は『とう子』です。)

口ひげが世界をすくう?!

ザラ・ミヒャエラ・オルロフスキー 作
ミヒャエル・ローハー 絵
若松宣子 訳
岩波書店

なぜこの本を手に取ったのか?
それは、とてもとても口ひげが恋しかったからに他なりません。
私は、シャーロックホームズとポワロが好きで、特にポワロはYouTubeで昔の海外ドラマを繰り返し見たり、朗読のボイスドラマを聞くことがお気に入りだったのですが、数か月前から相次いで閲覧できなくなり、口ひげまで渇望するレベルになっていたのです。
私の中で、これほどまでポワロの口ひげを求める部分があったのか、新たな自分に驚いているところではありますが、その延長で、つい、「口ひげが世界をすくう?!」のタイトルに心を射抜かれ、この本を手に取った次第です。

ここはオーストリア。
ヨナタンという男の子は、おじいちゃんとおばあちゃんが大好きです。
おばあちゃんはおじいちゃんが大好きです。
おじいちゃんはおばあちゃんが大好きです。
ある日、おばあちゃんが病気で死んでしまいました。
おばあちゃんが死んでから長い間、おじいちゃんは落ち込んでしまいます。
そんなおじいちゃんが、突然出かけて、山積みの口ひげ用クリームやジェル、ブラシやはさみを買ってきました。
おじいちゃんの見ていた新聞広告には「世界ひげ大会 今年も開催! ひげのワールドカップ!」の文字が!!お顔つるつるのおじいちゃんと、助手のヨナタンがひげチャンピオンを目指します。

ちなみにこの『世界ひげ大会』実際に行われている大会のようです。
ポワロの口ひげだったら、きっと入賞ぐらいはすると思うんですけどね。