【第1回】私服の制服化・仕事服編

すっきりしたい

今日も『ちいさな暮らし研究所』に立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
小さな発見や、やさしい時間をお届けできたらうれしいです。

クローゼットを開けるたび、ちょっとしたため息が出てしまう方へ。
センスも自信もない私がたどり着いた、ちいさな暮らしにちょうどいい服との付き合い方をご紹介します。
40~50代、子育てと仕事に追われながら、自分にかけられる時間もお金も減ってきた…、
そんな毎日を生きる女性たちへ、ほんの少しラクになる仕組みのヒントになればうれしいです。

「着る服がない」のモヤモヤからはじまった制服化

季節が変わるたびに、「着る服がない」と悩んでいました。
決して服の数が少なかったわけではありません。
それでも着たい服が見つからず、朝の支度が進まない。
「これは去年似合っていたのに」
「これは気に入って買ったのに、どうもしっくりこない」
そんなふうに手に取っては戻す、もどかしい時間。

年齢を重ねると、季節の変わり目ごとに、体型や顔立ちまでもが少しずつ変わっていくように感じました。
それまで似合っていたはずの服が、急に似合わなくなる。
そんな違和感が、毎年じわじわと積み重なっていきました。

洋服を選ぶセンスに自信がなかったこともあります。
お店で見て「これは素敵」と思って買った服も、いざ自分の持っている服と組み合わせるとうまくいかない。
思い通りに着こなせず、結局出番がないままタンスの奥にしまい込んでしまうことも、少なくありませんでした。

「また着るかもしれない」
「高かったから捨てられない」
そうやって手放せなかった服たちで、クローゼットはどんどんいっぱいになっていきました。
でも実際に手に取る服は、ほんの数枚。
着る服は限られているのに、収納は限界。
そんな矛盾に気づき、やっと「制服化してみようかな」と思うようになったのです。

制服のように、毎日の服装を一定にしてしまえば、迷うこともなくなるし、失敗もしない。
考えることが減るだけでも、心のゆとりが生まれそう。
それに、仕事では人の前に立つこともあり、責任も少しずつ増してきていました。
服のことで悩む余裕がない日々に、「制服化」はとても現実的な選択肢に見えました。

次回は、実際に私がどのようなアイテムを選び、どうやって3日分の仕事着を構成したかをご紹介します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またふらりと、遊びにきていただけたらうれしいです。

2025.5.6