【第2回】私服の制服化・仕事服編

すっきりしたい

今日も『ちいさな暮らし研究所』に立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
小さな発見や、やさしい時間をお届けできたらうれしいです。

私服の制服化を始めたのは、40代前半のこと。
中学生と小学生の子育てに追われ、仕事では中堅として責任が増し、時間もお金も気持ちもいっぱいいっぱい。
とにかく少しでも楽になりたくてはじめた試行錯誤が、今、同じような悩みを持つ誰かのヒントになればうれしいです。

組み合わせいらずの「3日分セット」をどう選んだか

制服化を決めたとき、まず考えたのは「何着そろえるか」でした。
私は平日5日勤務ですが、3日分の仕事服を用意し、
月:A 火:B 水:C 木:A 金:B
というふうにローテーションすることにしました。

なぜ3日分にしたかというと、洗濯のサイクルが自分の生活スタイルにぴったり合ったからです。
毎晩洗濯する生活リズムの中で、1着を着て、1着を洗濯乾燥中、もう1着を待機させる。
この3着のサイクルが、自分にはいちばんしっくりきました。

仕事服のベースは「シャツ+ベスト+パンツ」

仕事用の服は、かっちりとした印象を持たせつつ、家で洗える素材、着ていてラクなものを選びました。
私の仕事は、窓口業務と裏方事務が半々。
冷暖房完備だけれど、目の前で自動ドアが開いたり閉じたりするので、夏はそこそこ暑いし、冬はそこそこ寒いという環境です。

春・秋・冬の基本は、長袖のYシャツに、ベストとストレートパンツのセット。
上に羽織るのは、ニットのカーディガンです。
ジャケットほど堅すぎず、でもベストを合わせることで、ほどよくかっちり見えるし動きやすい。
色は紺・グレー・黒をベースに、ベージュや水色を少し。

夏場はポロシャツに変更。
襟があることで、Tシャツよりもきちんと感があり、汗も吸いやすい。
薄手のカーディガンを羽織れば、冷房対策もばっちりです。

靴は、黒のパンプスとビジネススニーカーを使い分け。
足元だけは体調や天候に合わせて柔軟に選ぶようにしています。

初期のセットは、こんな感じでした。

この他に、
・春秋用の薄手のコート
・冬用のダウンコート
・雨の日用のレインシューズ
・マフラー、手袋などの小物
がありました。

決まった組み合わせ=悩まない仕組み

どれとどれを組み合わせようか、と考える時間がなくなるのは想像以上に快適でした。
「今日は何を着よう」と迷うことがなくなり、出発前の支度時間にゆとりが生まれました。

セットで決めてしまうことで、朝の
「どのトップスとボトムスを合わせよう…」
という悩みがゼロに。

3セットの「フルコーディネート」を用意しておくことで、考えることがひとつ減る。
その積み重ねが、仕事前の気持ちを穏やかに保ってくれているように思います。

次回は、制服化を続ける中で見えてきた、思いがけない気づきや課題についてお話しします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またふらりと、遊びにきていただけたらうれしいです。

2025.5.6