柳橋物語 むかしも今も

とう子の小説紹介 柳橋物語むかしも今も 時代小説

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柳橋物語 むかしも今も

山本周五郎 著
新潮文庫

祖父と二人暮らしのおせんには、大工の弟子として修業している2人の幼馴染、庄吉と幸太がいた。幸太が大工の棟梁である杉田屋の養子に決まり、庄吉は上方で修業する道を選んだ。おせんは、上方に発つ前の庄吉に言われた「早ければ3年、遅くても5年。嫁にいかないで待っていてくれ」の言葉を胸に刻む。
その後、棟梁夫婦から、おせんを幸太の嫁にと望まれるが祖父は縁談を断る。杉田屋とおせんには過去に因縁があり、おせんの母は「どんなことがあっても杉田屋へおせんをやらないでください」と言い残して死んでいた。
ある日、江戸の町を大火が襲う。
幸太が必死におせん達を助けようとするが、我に返ったおせんに残されていたものは、記憶の薄れた体と拾い子だけだった。
そして時が過ぎ、庄吉が江戸に帰ってくる。
おせんと庄吉の未来はどうなっていくのか。

子どもの頃から好きな作家さんの一人です。
もう40年程になるのだなぁとしみじみ。
大人になって、テレビドラマ化された作品を号泣しながら何度も見ました。

2024.9.22